赤富士辰砂壺 映

平成 15 年 6 月 第 75 回新構造展 入選

昨年、東京都美術館に展示された赤富士辰砂壺は、ロシア、上海、フランス、タヒチ、西安、北京と次々に海外展の出品が決まり、嬉しい大活躍ですが、私共のギャラリーには戻ってこないので、今回は同じテーマで、夕日に映える様子をイメージして赤富士辰砂壺を制作してみました。

沈みかけた太陽を背に富士山が浮かびあがっています。

いつもの辰砂釉より、少し深みがあり、濃い辰砂釉に仕上がっています。

四季のある日本にとって富士山は、様々な姿を見せてくれます。一日の中でも朝、昼、夕方、晩と、時間の変わりによっても、やはり違いますが、誇らしげに気高くそびえる富士のお山は日本一の風情を持っています。

現在は混沌とした世の中ではありますが、せめて自分の気持ちぐらいは、富士山を見習って毅然としていたいものです。

年度作品名(クリックして各作品をご覧ください。)
1998~2000●辰砂壺(3点セット) ●求煌 ●太古 ●豊穣 ●辰砂花器 ●ある決断
2001●壺中の天 ●回帰辰砂壺~決断実行そして再生~ ●飛沫 ●辰砂壺 ●分水嶺
2002●想 ●試行錯誤 ●赤富士辰砂壺 ●祈りの辰砂壺 ●変形辰砂壺 ●登高 ●回想
2003●雲海 ●寛容 ●恵沢 ●決断、そしてやすらぎ辰砂壺 ●再生 ●時間と空間 ●赤富士辰砂壺 映 ●蒼穹 ●辰砂花器・趣 ●辰砂鶴首 ●萌芽 ●漲溢

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